こんにちは!ペリーです!
本日は、本当の英語の教え方について解説していこうと思います!
本当の英語の教え方を理解できていない人が多いなと最近すごく思います。僕は塾講師を3年弱アルバイトとしてやっています。生徒に「学校の英語どう?」と聞くと、僕が中学生だった時とほとんど変わりません。時代は進化しているのに。。。
ですので、本日は、どのように英語を教えていくべきなのかを解説していきます!もちろん学習指導要領が改訂されたこともあり、コミュニケーションがより重視された感じはしますが、まだまだだと思います。。。
学生は何を求めているのか?
まずは学生が何を求めているのかを考えましょう。学生(中学生)にアンケートを行った結果は以下の通りです。
・話すために使える英語を勉強したい。
・使える単語やフレーズを勉強したい。
・英語母語話者ともっと話したい。
英語教育をしていく上で、上記のようなニーズがあることを念頭において授業を計画していくことが、必須です!
例えば、塾では、英語を話せるようになりたい人とテストで点数が取れるようになりたい人などがいますが、その多くは、英語のテストで点数を取りたい生徒です。
⇒でも実際に英語を学ぶ意味を生徒に考えさせると、ほとんどの生徒が「英語を話したい」という結論を導き出します。
ニーズを踏まえた上でどのように教えるか。
上記のようなニーズが生徒にはあるということを踏まえた上で、あなたならどのように英語を教えるでしょうか?もちろん、対象となる生徒の年齢によっても、その教え方は変わってくることでしょう。しかし、小学生から高校生まで共通して言えることがあるので、それをお伝えしていきますね!
共通して言えることは、次の法則です。
・「楽しい英語の授業」=「英語の魅力や面白さを伝える授業」=「授業力は自然と高いとされる」

この法則さえつかめていれば、あなたの英語の授業が低評価になることは、ほぼないと思います!ちなみに僕は、この方法で、塾で英語をずっと教え続け、生徒の英語力は格段に向上し、人気授業となったほどです。
「楽しい英語の授業」=「英語の魅力や面白さを伝える授業」=「授業力は自然と高いとされる」ってどういう意味?
楽しい授業というのは、読んで字のごとくですが、例えば、その文法が日常生活のどこで使われているのかを教えたりする授業のことです。英語の授業では、「文法しか教えない」「長文の解説をしておわり」「練習問題を解いて終わり」というイメージを持っていると思います。しかし、そのような授業は、よく考えれば興味深くもなく、楽しくないのは当たり前です。それは、「英語は言語」だからです。言語なのに、その規則を学んで終わりの授業は、とてもつまらないに決まっています。
これは、サッカーのルールや活躍している選手などを学んで、サッカーを観戦しない。ということと同じです。そんなものはつまらないに決まっています。だからこそ、その文法がどのように使われていて、実際にどのように使えるのかを教えてあげると生徒はワクワクした気持ちで授業を受けるはずです!
では英語の魅力や面白さを伝えるとはどういうことなのか。それは、そのまま楽しい授業にもつながってきますが、例えば、英語とスペイン語で似ている単語や、単語の語源、発音の仕方などです!これを一言でいうと、「テストには出ない。だけど知っているとかっこいい英語シリーズ」です。その日にやる授業に関連することなどについてでもいいかもしれません。大事なことは「テストには出ない」ということです。「テストに出ないのに教えるの?」と思った人もいるでしょう。しかし、そんなあなたに対して僕は「テストに出ないからこそ教えるのです。」と言い返します。思い返してください。中学時代や高校時代で思い出に残っていることは、テストに出た何かですか?違いますよね。例えば、「あの先生がこんな豆知識を教えてくれた」ことだったり、面白かった授業のことだったり。しかもそういうことの方が、あなたは面白いと感じていたはずです。そういう授業を展開してくれる先生は、授業前に何を伝えるかしっかり考えて授業を始めているはずです。なので、あなたも何かネタを持った状態で授業をすると、それは興味深い授業になるし、それこそがきっと英語の魅力だし、楽しい授業だと思います。
最後に授業力は自然と高いとされる。ということについてお話します。授業力というのは、様々な評価対象があります。しかしながら、僕の中で最強の法則は、「楽しい授業×英語の魅力や面白さを伝える授業」だと思います。もちろん、英語力が高く、教える力が高い先生が教える授業も、それは、授業力が高いと言うことができるでしょう。しかし、教える力が高くはないが、楽しい授業で英語の魅力、面白さを伝えてくれる先生の授業は、確実に人気になると思います。
様々なアクティビティがある
そこで、英語の授業作りに関して、少し具体的なアドバイスをさせて頂くと、実は英語の授業作りは比較的簡単な部類に入るということです(筆者の体感)。それは、すでに世界には多くの英語のアクティビティが考案され、それを検証した結果、生徒にどのような効果があったのかが、かなり実証されているからです。ということは、効果が高かったアクティビティを、生徒のニーズに合わせて、取り入れば、その時点でオリジナリティのある楽しい授業作りはできていることでしょう。なので、今回は少しだけ、アクティビティを紹介します!
アクティビティは色々な書籍・記事・論文で紹介されています!僕が日ごろから参考にしている書籍は、下のリンクの書籍です!
単語力爆上げ!? “word chain“
では、最初に紹介するのは、”word chain“です!これは、日本語にすると「しりとり」のことで、英単語でしりとりをするアクティビティです!
*注意:このアクティビティは1回だけの実施では、意味がありません。効果が伸び始めるタイミングが明確に存在します。それは、生徒が「今日も英語しりとりあるから、単語をみておこう。」と考えるようになったときからです。それまでは、あまり効果はないため、我慢する必要があります。
方法
①まずは、専用のシートを作り配布します。番号が1から20くらいまで書かれたシンプルなもので構いません。
②競争性が必要なので、ペアでのアクティビティとして行う(Aさんが書いたら、Bさんが書く。またAさんが書く。のようにチームで1つのしりとりを行う)。また始める前に、今までのトップスコアを提示する。
③約1分間から約2分間で実施し、最初は相方にヒントをもらうなどもOKとすることで、ハードルを下げる。
④最終的にその授業内で1位だったペアを発表し、称える。
⑤ペアで書いた単語のスペルチェックを行わせる(これは重要です。)。
☞1分から2分ほど。
まとめ(今後は様々な英語の授業の形態が現れる)
最後に、まとめと今後の英語教育についてお話します。
今回の記事では、どのように英語を教えればよいのかについて解説をしました。様々な教授法が存在しているため、どれが一番良いのかと言及して今、ここで言うことはできません。
しかしながら、1つ言えることは、今後の英語教育についてです。今後は様々な形態の授業が現れ、より先生のクリエイティビティが重要になってくることでしょう。例えば、AIをどのように用いるか、パワーポイントをいつ、どのような場面で使うのか、教科書はデジタルを使うのか紙のものを使うのかなど、形態が大きく変わっていくでしょう。だからこそ、楽しい授業、魅力のある授業作りは本当に大切になってくると僕は考えています!
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