・本記事の内容は、筆者の個人的な見解を示すものではなく、特定の政治的思想や宗教的思想、立場を推奨する意図はありません。
・記事に含まれる歴史的・社会的な情報は、できる限り正確を期していますが、解釈の違いや新たな研究により変化する可能性があります。
・本記事の内容については、読者自身の判断のもと、必要に応じて複数の情報源を参考にしてください。
はじめに
「どうして英語を勉強しなきゃいけないの?」
きっと、そんなふうに思ったことがある人も多いはずです。学校の授業や塾で英語を習っていると、英単語を覚えたり、文法を勉強したりするのが大変で、なんのためにやっているのか分からなくなることもありますよね。
でも、英語を学ぶことは、世界とつながるための大きなカギなんです!世界にはいろいろな国があり、そこに住む人たちと話したり、考えを伝え合ったりするためには「共通の言葉」が必要です。そのひとつが「英語」。英語を使えば、日本にいながら外国の友だちと話せたり、世界のニュースを読めたり、海外のゲームや映画を楽しんだりすることができるんです!
さらに、英語を学ぶと「言葉」だけじゃなくて、「文化」や「考え方」のちがいにも気づけるようになります。これがとっても大切なこと!世界のいろんな人と仲良くなるためには、言葉だけでなく、おたがいの文化を理解し合うことも必要なんです。
この記事では、「英語ってなんのために学ぶの?」「どうして大事なの?」という疑問にこたえながら、英語を通して広がる世界の魅力をやさしく紹介していきます。これを読めば、きっと英語の勉強がもっとおもしろくなるはずです!
英語が「世界の共通語」になっている理由
今、世界のあちこちで使われている「英語」は、たった一つの国の言葉ではありません。アメリカやイギリス、オーストラリアなど、英語を母国語として話す国もあれば、インドやシンガポールのように、いろいろな言葉がある中で「共通語」として英語を使っている国もあります。さらに、日本や韓国のように、外国語として英語を学んでいる国もたくさんあります。
では、なぜ英語がここまで世界に広がったのでしょう?
その理由のひとつは「歴史」にあります。昔、イギリスはたくさんの国に進出し、植民地を作っていきました。そのときに英語が広まりました。そして、20世紀に入ると、アメリカが世界のリーダーとして活躍するようになり、経済や文化の力で英語がさらに強くなったのです。
もうひとつの理由は、「使いやすさ」と「つながりやすさ」です。世界で開かれる国際会議や、インターネット、ビジネス、科学の世界では、英語が共通の言葉として使われています。例えば、オリンピックの会場では、どの国の人も英語を使って案内を受けますし、YouTubeやSNSでも、多くの人気動画や投稿が英語で作られています。英語を使えば、国や文化がちがっても「通じる」チャンスがグンと増えるんです!
つまり、英語は「世界のみんなが少しずつでも使えるようにしている言葉」。だからこそ、「世界の共通語(リンガ・フランカ)」と呼ばれているのですね。
これから先、世界とつながっていくために、英語はとても大切な道具になるのです!
・「国際語としての英語と異文化学習の 関連性に関する研究」(金 琄淑,『筑波大学教育学系論集』(34),pp.1-12,2010)
異文化理解ってなに?
「異文化理解(いぶんかりかい)」って、ちょっとむずかしそうな言葉ですよね。でも、意味を知ればとってもおもしろい考え方なんです!
たとえば、友だちの家に遊びに行ったとき、「えっ!? ごはんの前に手を合わせないの?」とか、「おやつの時間にカレー食べるの!?」って思ったことはありませんか?それは、あなたとその友だちの「文化」がちがうからなんです。文化っていうのは、ふだんの生活の中にある考え方や習慣、食べ物、言葉、あいさつのしかたなど、いろんなものをふくんでいます。
そして、「異文化理解」とは、自分とはちがう文化を持つ人たちのことを知って、わかろうとすることです。「へえ、そんな考え方もあるんだ!」「それっておもしろいね!」と、ちがいを受け入れて、おたがいにリスペクトすることが大事なんです。
英語を学ぶと、この「異文化理解」の力がぐんぐん育ちます。なぜなら、英語を使って外国の人と話したり、本を読んだりすると、その国の文化や考え方にふれることができるからです。たとえば、アメリカでは「自分の意見をはっきり言う」ことが大事にされているし、日本では「空気を読む」ことが重視されたりします。どちらも間違いじゃなくて、その国の文化によるちがいなんですね。
こうした「ちがい」を知ることは、世界中の人と仲良くなるための第一歩です。そして、自分の文化について考え直すきっかけにもなるんです!
・「英語教育における異文化理解の本質:言語材料からのアプローチ.」(Suzuki, Tetsuji,『 _日本人間性心理学会大会発表論文集』, vol. no. 3, pp. 1–6. 1995)
英語を学ぶことで広がる未来
英語を学ぶことは、テストでいい点をとるためだけじゃありません。それは、自分の未来のドアを開くカギになるんです!
たとえば、将来「宇宙の仕事がしたい」「ゲームを作りたい」「どうぶつを助けたい」「世界でスポーツをしたい」と思っている人、みんな英語があるともっと大きなチャンスが広がります。なぜなら、世界中の人たちとやりとりするには、共通の言葉=英語がとっても役立つからです。
英語ができれば、日本だけじゃなく、世界中の大学や仕事にチャレンジできます。外国の人と協力して研究したり、海外のお客さんと話したり、世界の舞台で自分の考えを発表したり――。そんな夢みたいなことも、英語を学んでいるあなたならできるかもしれません!
しかも、今はインターネットがある時代。英語がわかれば、世界中のニュース、動画、マンガ、ゲーム、本……ぜんぶ楽しめるんです!日本にいながら、世界の人と友だちになったり、一緒にプロジェクトをしたりすることだって可能です。
つまり、英語は「未来を広げる道具」なんです。自分の世界をどんどん広げていきたい人にとって、英語はすごく強い味方になりますよ!
・「外国語の学びを通した児童の異文化理解と多文化社会への気付きに関する考察」(狩野晶子・杉村美佳・神谷雅仁・仲沢淳子,”Sophia University Junior College Division Faculty Journal” 第42号, pp.39-60, 2021)
おわりに
英語を学ぶことは、単に「外国の言葉を覚える」というだけではありません。英語は、世界の人とつながるための橋であり、自分の視野を広げるきっかけでもあります。そして、英語を通じて「ちがう文化を知ること」や「相手の考えを理解すること」ができるようになると、もっとやさしい世界が見えてくるのです。
これからの時代は、世界の人たちと協力したり、共に考えたりすることがどんどん大事になっていきます。そんな未来を生きるみなさんにとって、英語はとても心強い味方です!
英語を学ぶことにワクワクしながら、世界とのつながりを感じてみてくださいね。そして、「英語ってすごい!」「もっと知りたい!」と思ってくれたら、今日からの勉強がきっともっと楽しくなるはずです!
参考文献
・「国際語としての英語と異文化学習の 関連性に関する研究」(金 琄淑,『筑波大学教育学系論集』(34),pp.1-12,2010)
・「英語教育における異文化理解の本質:言語材料からのアプローチ.」(Suzuki, Tetsuji,『 _日本人間性心理学会大会発表論文集』, vol. no. 3, pp. 1–6. 1995)
・「外国語の学びを通した児童の異文化理解と多文化社会への気付きに関する考察」(狩野晶子・杉村美佳・神谷雅仁・仲沢淳子,”Sophia University Junior College Division Faculty Journal” 第42号, pp.39-60, 2021)
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