こんにちは!ペリーです!
最近コメントで、「ペリーさん、なぜそんなに論文をたくさん調べることができるんですか?この感じだと毎日2つくらいは読んでますよね?」と書いてくれた人がいたので、僕が実践している速読法と、それが科学的根拠に基づいているのかをお伝えていきたいと思います!
毎日2つ以上は論文を読んでますよ!経験談
コメントしてくれた方の通り、僕は毎日2つ以上論文を読み、本も1週間に1冊くらいは読んでいます!実際に、ここ数日の僕の記事を読んでみてください。ほぼすべての記事で科学的根拠として論文を用いています。でもなぜこんなことができるのか。
ここではひとまず、僕の感覚的な部分の解説をして、次の段落からは科学的根拠を参照したり、速読の仕方を解説したりしていきます!
僕の感覚では、速読というより”検索”に近くて、ほしい情報を”検索する力”があるから、たくさん読める。という感覚です。
”検索”とはインターネットで調べることではなく、その論文や本から「〇〇という単語、文を探す」というオフライン的な”検索”です。
多分僕は人より多く、この”検索”を行っているので、そのスピードめっちゃ速いんです。ではそのやり方を(僕の感覚を)紹介します。あくまでも僕の方法ですので、もし科学的根拠に基づいたものを試したいのなら、次の段落から読んでください!
僕の必殺技”検索”方法
では、”検索”をする方法をお伝えします。
①何を調べたいのかを考える。例えば、「英語学習の効率的なやり方」を知りたいとします。
②知りたいことを広く考える。例えば、「英語学習の効率的なやり方」を知りたいのなら、まずは「学習法」や「英語」などという広い範囲に分けます。
③文献を調べる。例えば、「英語学習の効率的なやり方」を知りたいときは、そもそも「学習法」とは何かや「英語」とは何かを解説されている本や論文を探します。僕の場合は、論文で調べることが多いです。なぜなら簡単に手に入る(本屋に行かなくていい)し、ほとんどが無料だからです。
④その文献の中で、特定のワードだけを探して読む。=内容の理解はしなくていいから単語探しゲームをするような感じ。
⑤次にその単語の付近で、何が書かれているかを結構しっかり読む。
⑥ここまでを繰り返していい感じに調べられたら(僕の場合は2・3回)、今度は範囲を絞って文献を調べて、また⑥まで繰り返す(僕の場合は2・3回)。例えば今回の場合は「英語学習の効率的なやり方」と範囲を絞ります。この時、文献がめちゃめちゃ少なくなりますが、心配しなくて大丈夫です。範囲を絞っているので、少ないのは当たり前だからです。
⑦ここまで調べたことをまとめる。
以上。
そもそも速読力って身につく?
よく速読は、才能である。のように言われますが、僕の経験上、身に付きます。生まれ持った天性の力は確かにあると思います。”Reading Speed in Elementary and Middle School Students”(Luciana Mendonça Alves et al.、2020)では、学校教育が小学校と中学年の生徒の読書速度に及ぼす影響を調査しています。535人の生徒が参加し、読む単語の数と正確に読む単語の数を測定しました。結果は、学校教育が進むにつれて、読書速度と正確性が向上することを示しています。読書速度の向上は2年生から7年生(海外では小学校と中学校がわかれていないことが多いです!)まで顕著であり、その後は安定化します。この研究は、教育の進行と読書スキルの関係を強調しています。
このように、安定化すると論文では書かれていますが、それは天性的な部分を伸ばすということで、後天的に身に付けることも全然可能です!なぜなら僕は、もともと読むことが苦手で速読なんてできなかったですから笑。
科学的根拠から「速読法」とは?
ではここからは科学的に証明された速読法を見ていきましょう!
“One does not Simply RSVP: Mental Workload to Select Speed Reading Parameters using Electroencephalography”(Thomas Kosch, Albrecht Schmidt, Simon Thanheiser, Lewis L. Chuang、2020)では、速読技法「Rapid Serial Visual Presentation (RSVP)」のパラメータ選択における認知的負荷を、脳波(EEG)を用いて評価しています。RSVPは、画面スペースが限られたウェアラブルデバイス上でのテキスト表示に有効な手法です。研究では、テキストの配置と表示速度の2つのRSVPパラメータに焦点を当て、これらが読解速度、主観的な労働量、テキスト理解にどのように影響するかを分析しました。結果は、RSVPの使用による読解速度の向上と、それに伴う主観的労働量の増加、テキスト理解に関する認知的影響を示しています。
単語が難しくて理解できん。
では簡単に解説した僕のノートをこの下に張り付けておくよ。
速読技法「Rapid Serial Visual Presentation (RSVP)」による頭の使い方を、脳波で調べています。RSVPは、画面が小さいウェアラブルデバイス(スマホなど)で文字を早く見せる方法です。この研究では、文字の表示の仕方と速さが読む速さやストレス、理解度にどう影響するかを見ています。結果から、RSVPを使うと速く読めるけれど、それによって頭を使う量が増えることが分かりました。
*RSVPは、一度に一つの単語やフレーズを高速で表示する技術で、読者は目を動かさずにその場所で文を読みます。これにより、読書速度を向上させることができますが、同時に頭を使う量が増えるという結果が示されています。
この論文でもほかの多くの論文でも、まず目の動きが重要であることが言われています。また、速読は慣れていないとめちゃくちゃ脳(理解するのに)負担がかかることも言われています。しかし、それさえクリアしてしまえば、速読はめちゃくちゃ使えるテクニックですので、ぜひ速読のテクニックを身に付けてみてください。
また、科学的に証明された速読法とは、今回の論文でいうと「とにかく早くページをめくっていく」が正しいです。これが科学的に証明されたのだからすごいですよね。ページをめくるスピードに合わせてどんどん目もそれに負けないように追っていきます。その結果速読が可能になります。もちろん、理解することも重要なので、まずは理解50%、スピード50%くらいでやってみてくださいね!いつも以上に早くページをめくるけど、ちゃんと理解もしていくということです。
僕が大好きな本も紹介しておきますね。齋藤孝が書いた本なのですが、より具体的に「速読」の方法を教えてくれています。僕も最初はこの本から速読法を学びました!
まとめ
この記事では、ペリーがどうやってたくさんの論文を読んでいるかという話と、速読の方法について説明しています。ペリーは「検索」という方法を使っています。これは、自分が知りたい情報やキーワードだけを探して読む方法です。たとえば、「英語学習の効果的な方法」を知りたいときに、そのキーワードを探して、その部分だけをしっかり読みます。
速読については、「Rapid Serial Visual Presentation (RSVP)」という科学的に調べられた方法が紹介されています。これは、一つずつの単語や文を早く表示して読む技術で、これを使うと早く読めるようになりますが、同時に頭をたくさん使う必要があることも分かっています。
速読は練習すれば誰でも上手くなることができます。最初は、早くページをめくりながら、半分くらいは内容を理解することから始めてみてください。慣れてくれば、どんどん速く読めるようになります。速読は、たくさんの情報を早く理解するのにとても役立ちますよ!
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